協働から共創へ那覇市議会議員 上原仙子 公式ホームページ

上原ひさこ通信

那覇市議会議員「上原ひさ子」の議会活動報告ニュースレターです。

2025年05月発行

地域へのこだわり協働によるまちづくり

私が地域活動に関わるようになったきっかけは、小学6年生の夏休み、地域の子ども会で班長を任されたことでした。みんなの声にどう応えたらいいか悩む私を支えてくれたのは、両親や地域の大人たち。その温かさに触れた体験が、私の原点です。

大学では地域社会学を学び、特に高齢者と地域のつながりに関心を持ちました。卒業後、地元に戻って改めてふるさとの魅力や課題に気づき、「自分にできることは何だろう」と真剣に考えるようになりました。

子どもからお年寄りまで、さまざまな世代の声に耳を傾ける中で、地域のつながりこそが安心して暮らせるまちの土台だと実感しました。そして、その橋渡し役となることを決意し、市議会議員を志しました。

これまで二期八年、「なはに全力!」の想いを胸に、市民の声を市政へ届けてまいりました。これからも、誰もが笑顔で暮らせるまちを目指し、皆さまとともに歩んでいきます。

こども 乳幼児家庭への支援について

那覇市では、生後4か月までの赤ちゃんがいるすべての家庭に対し、保健師や助産師が訪問し、赤ちゃんの発育やお母さんの体調を確認する「こんにちは赤ちゃん事業」を行っています。

こんにちは赤ちゃん事業(2024年4月~11月末実績)
  • 訪問対象世帯: 1,555世帯
  • 訪問完了世帯: 1,454世帯 (訪問率93.5%)
  • 支援が必要と判断された世帯: 19件 (1.7%)

妊娠中の段階からも、保健師・助産師による面接相談が行われており、今年度は677世帯の支援が確認されています。

産後の育児・家事の支援も充実へ

出産後は、心身ともに不安定な時期。育児や家事の負担を少しでも軽くできるよう、次の支援も行われています。

子育て世帯訪問支援事業(那覇市社協に委託)
  • 育児 (オムツ交換・寝かしつけお風呂・離乳食づくりなど) を支援。
  • 訪問件数: 963件 (49世帯利用 / 支援員9人・コーディネーター2人)
  • 予算: 約865万円

※買い物や掃除などの家事支援は、他の支援制度と連携して対応しています。

利用者の声とこれから

「子どもを安心して任せて休めた」「支援が励みになった」といった声が届いており、多くのご家庭で心強い存在になっています。

一方で、支援員の体制強化や支援内容の拡充が今後の課題です。那覇市では、委託先の追加なども視野に入れながら体制の見直しを進めています。

ひとりで頑張りすぎず、支援の手を借りられる仕組みづくりは、安心して子育てできる社会に不可欠です。これからも、すべての親子に寄り添う取り組みの充実を求めてまいります。

また、このような支援に辿り着けない親子がいるのも事実。支援団体等との連携をどのように図っていくのかも今後取り組むべき大きな課題です。

道路・公園改修・改善を求めて

身近な課題には、様々な要望や相談が寄せられます

  • 県道7号線小禄交差点の安全対策を実施 (仲村県議と共に要請)
  • 市道鏡原小禄線 植栽の雑草対策や街路樹の剪定で環境の改善を図る
  • 市内の雨水排水路には雑草が繁茂 生活環境改善のため、対策を求めた
  • 漫湖公園バスケットコートでボールが後方の水路に落ちて危険なため、既存フェンスを嵩上げして対策

戦後80年によせて

終戦は昭和20年(1945年)。私はその20年後に生まれましたが、子どもの頃は戦争を遠い昔の出来事のように感じていました。けれど、年を重ね、祖母や両親をはじめ多くの方々から話を聞く中で、当時の苦労や悲しみを少しずつ自分ごととして受け止められるようになりました。先人たちの犠牲と努力の上に、いまの沖縄の復興と平和があることに、改めて感謝の思いが湧いてきます。

鹿児島県の鹿屋基地は、日本で最も多くの特攻隊員が飛び立った場所として知られています。太平洋戦争中、16~17歳の学徒として沖縄から入隊した父は、出撃こそしなかったものの、日々仲間を見送る苦しみを胸に抱えていたようです。その思いは多くを語られぬままでした。

しかし退職後、父はひとり鹿屋を訪ね、慰霊碑の前で涙する姿が写真に残っています。その写真を見たとき、父の抱えていた思いを感じ、胸が締めつけられるような気持ちになりました。

父はすでに他界しましたが、いつか私も鹿屋を訪れたいと願い続け、戦後80年の節目にようやくその機会を得ました。父の代わりに、若くして命を落とした多くの御霊に手を合わせ、少しでも父の心に寄り添いたいという思いで、静かに祈ってきました。

平和であることは、決して当たり前ではありません。誰もが願う穏やかな日常を守るために、過去に学び、心を寄せ続けることの大切さを、あらためて胸に刻んでいます。