2017年09月 定例会 一般質問
那覇市議会 2017年09月 定例会での上原仙子の一般質問の内容です。詳しくは那覇市議会議事録をご覧下さい。
なはの翼f協働の上原仙子です。先日の代表質問に続き、初めての一般質問となります。よろしくお願いいたします。
それでは早速、質問に移らせていただきます。
初めに、1.福祉行政について伺います。
子どもの貧困対策について、2014年に国の法律が施行されて以来、国・県・市町村を挙げてさまざまな施策が実施されてきました。また、子ども食堂や学習支援等、子どもの居場所づくりについては、NPOや自治会等の地域、民間団体、事業所、個人で取り組む方などがあらわれ、県内でも大きな広がりを見せたことは新聞でも毎日のように取り上げられました。
そこで、(1)本市における子どもの居場所づくり支援事業のうち、特に子ども食堂など、ボランティア団体等が実施する事業、補助事業の概要について伺います。
長嶺達也福祉部長。
お答えいたします。
ボランティア団体等が実施する子どもの居場所運営事業は、貧困状態にある子どもや将来的に貧困に陥る可能性がある子どもたちの自立に向けた活動に取り組むボランティア団体へ補助金を交付し、子ども食堂などの子どもの居場所づくりの活動に対して支援を行っております。
上原仙子議員。
ありがとうございます。
続けて、同事業により補助金の交付を受けた団体等の数と交付後の活動状況について伺います。
長嶺達也福祉部長。
お答えします。
現在本市では、17団体へ補助金を交付しております。活動状況としましては、食事支援や学習支援等を基本に、施設見学や高齢者との交流会等、団体ごとにさまざまな活動がなされております。平成28年度は、延べ1万6,171人が子どもの居場所を利用してございます。
上原仙子議員。
ありがとうございます。
子どもたちを見守りたい、子どもたちの力になりたい、そんな温かな思いで立ち上がった方々へは、市民の1人として敬意を表すると同時に、周りにいる私たちもまた何かできることがあるのではと思い、立ち上がった皆さんのその思いと活動を継続できるように、行政としての支援、サポートをこれからもしっかりと行っていただきたいと思います。
また、各団体によって活動状況というものは異なりますが、地域によっては子どもの参加が少ない、あるいは貧困という言葉のイメージが強すぎて、実際に支援を必要とする子どもが参加しにくい、また個人情報保護法の壁や問題のある子どもへの接し方、解決方法、そして地域とのつながりなど、抱える課題もまたそれぞれあるわけです。中には、せっかく手を挙げたのに活動を続けることができなかった団体もあると伺っております。その点は、大変残念に思います。
そこで、補助金を交付した後の支援を行政としてどのように行っているのか、その取り組みについて伺います。
長嶺達也福祉部長。
お答えいたします。
補助金交付をいたしました団体の中には、運営に不安を抱えている団体、あるいは自治会やPTAなど地域の方々とつながっていない団体もあるため、子どもの支援団体等へのサポート事業を実施し、これにより人的・物的な支援や地域におけるネットワークづくりなどの手助けを行っております。
平成28年度は、子どもの居場所を運営するボランティア団体や地域のPTA、民生委員、支援員、児童館などが集まり、地区連絡会を4回開催いたしました。
今年度は、ボランティア団体同士の連絡会や地区連絡会を3回開催しております。
地区連絡会には、小学校の校長先生や自治会会長なども加わり、地域における連携を深めております。
子どもたちが人と人とのつながりの中で大切な学びや気づきを育み、生きる力を培っていけるように、今後も子どもの居場所づくりを支援していきたいと考えております。
上原仙子議員。
ありがとうございます。
同じ子どもたちのためにという目的のもとで活動する皆さんや地域の皆さんが、お互いの情報を共有し合い、課題を解決する糸口を見つけられるということは非常に大切なことだと思いますので、これからも積極的にこういう場を設けていただきたい。
また、情報交換や意見交換の場から一歩先に進んで、専門家も含めた協議会のような組織を立ち上げてほしい。また、立ち上げたいという声も実際にあります。ぜひ、今後の発展的な取り組みとしてご検討をお願いしたいと思います。
次に、市民サービスについて伺います。
市役所の窓口業務は、直接市民と向き合う場であり、各課に共通した市民サービスの第一歩ともいえるのではないでしょうか。
その中でも特に障がいのある方に対応するための取り組みがあるかを伺います。
長嶺達也福祉部長。
ご質問にお答えします。
窓口に見えた障がいのある方への適切な対応等を職員へ周知していく取り組みとして、本市では、全職員を対象とした障がいを理由とする差別の解消の推進に関する那覇市職員対応要領を、平成29年4月1日付けで策定したところでございます。
この職員対応要領では、本市職員が事務事業を実施するにあたり、正当な理由なく障がいを理由として、サービスの提供を拒否したり、制限したり、条件をつけたりすることを禁止していることや、負担になり過ぎない範囲で、障がいのある方への合理的配慮の提供が義務づけられております。
この合理的配慮とは、例えば、車椅子が通行しやすいよう施設内の段差を解消することや、窓口等で耳が不自由な方に対して筆談の準備をすることなどでございます。
このような事例のほか、窓口等での対応の参考になるよう、障がい特性ごとの合理的配慮等の事例を多数提示してございます。
また、要領の趣旨や事例等を広く周知していくために職員研修を実施することとしておりまして、今年度は初任者研修や服務研修にて、合理的配慮等の基本的な事例を周知したところであります。今後は、全管理職を対象とした研修も予定しております。
障がいのある方へ適切な対応ができるよう研修等を通じて、本市職員の窓口対応のスキルアップを図ってまいたいと考えております。
上原仙子議員。
ありがとうございます。
本市において、今後こうした取り組みが行われるということを大変うれしく思います。
実は、最近、視覚、聴覚両方に障がいを持つ盲ろう者の方から市役所で受けた窓口での対応についての怒り、そして「何とかしてくれないか」という声をいただきました。それがこの度の質問となったわけですが、その方へはこれからの那覇市に大いに期待をしてくださいということで、ご報告をしたいと思います。
また、障がいのある方に限っての質問ではございましたが、配慮する、寄り添うということは障がいのある方だけではなく、誰に対しても必要、大事なことだと思いますので、人材育成という観点からもしっかりと進めていただきたいと思います。
最後に要望として、机上の学びだけではなく、ぜひ研修の中には介助サービスや手話言語等を実際に学ぶ、体験するという機会をぜひつくっていただきたいと思います。よろしくお願いします。
3番目に、安心・安全なまちづくり、保安灯設置等事業補助金の概要について伺います。
徳盛仁市民文化部長。
お答えいたします。
本市の保安灯設置等事業補助金は、本庁地下駐車場の貸付収入を財源に、自治会や通り会などの地縁団体が、夜間における犯罪を防止し、公衆の通行安全を図るために設置する電灯に対して、新規設置及び既存機器のLED化を支援する設置補助事業と電気料に対する補助事業の2つを実施しております。
自治会等が保安灯の整備や維持に対する負担を減少させ、自治会等の活動の充実と治安維持・向上を図ることを目的としております。
また、平成29年度予算額は、2,914万3,000円となっております。
上原仙子議員。
ありがとうございます。
この補助金のおかげで自治会など、特に保安灯を多く設置しているところは非常に助かっているという現状があります。
実際、私が属しているところの字小禄自治会では、自治会の中に200灯近くの保安灯がありまして、そこの電気代、維持管理費を毎年、平均で80万円ほど支出しております。それを会員の負担金と寄附金によってまかなうわけですが、会員世帯数の減少により負担金の収入も減少、さらに維持管理費用の蓄えが底をつき、いよいよ負担金の値上げが必要かという事態に追い込まれました。
しかし、そこにこの事業補助金がスタートし、何とか値上げを回避できたということがあります。
市民の安心・安全を守るための保安灯設置、それを促進し支援するためのこの事業は、ぜひ市民の皆さんに広く知っていただきたいと思うところでありますが、その周知、広報をどのように行っているのか伺います。
徳盛仁市民文化部長。
お答えいたします。
周知、広報には4月と6月の自治会定例会への説明のほか、なは市民の友5月号、6月号への掲載、市ホームページを活用しております。
上原仙子議員。
では、その広報などによって昨年度、補助金申請をした団体等の内訳について伺います。
徳盛仁市民文化部長。
お答えいたします。
平成28年度の設置補助申請の実績は、自治会本庁地区16件、首里地区28件、真和志地区17件、小禄地区8件、その他通り会などの5世帯以上のグループが27件となっており、合計96件となっております。
電気料補助申請の実績は、自治会本庁地区30件、首里地区34件、真和志地区38件、小禄地区15件、市営住宅12件、その他5世帯以上のグループが66件となっており、合計195件となっております。
上原仙子議員。
ありがとうございます。
今、通り会等5件とありましたが、それ以外は全て自治会からの申請ということでよろしいでしょうか。
徳盛仁市民文化部長。
はい、自治会になっております。
上原仙子議員。
この内訳からもわかりますように、やはり広報しやすい行政のほうからも自治会に対しては、いろいろなお知らせ等をやるわけですが、そういった広報をしやすい自治会が主な団体となっているわけです。地域によってはどこの自治会にも属さない地域というものがあります。そこで伺います。
市内地域ごとの設置状況はどのようになっているのか、おわかりになりますでしょうか。
徳盛仁市民文化部長。
お答えいたします。
本市が把握している平成28年度の保安灯電気料補助事業を活用した団体の保安灯の総数なんですが5,369灯で、その内訳は本庁地区が979灯、首里地区1,489灯、真和志地区1,870灯、小禄地区1,031灯でございます。
上原仙子議員。
本庁がおそらく一番大きいはずであるのに、保安灯の設置数は979、一番少ないということになっております。
ただ、環境によっては保安灯が必要ではない地域もありますので、保安灯が多い少ないというのを一概に言えることはできないかとは思いますが、多くの住宅地の中で隣近所5世帯が協力し合えば、この事業補助金を申請できるという制度でもあります。その制度によって設置、そして維持管理が可能だということをぜひ自治会以外の、他に属さない地域にも周知を徹底していただきたいと思います。
ただホームページ、市民の友で配布したから皆さんが知っているだろうということではなくて、何かもっと積極的に行政のほうから関わっていくような細やかな対応をしていただきたいと思います。
また、仮に5世帯がある地域でつながったとして、この5世帯がまた次の新しいコミュニティをそこで形成していくということにもつながっていくかと思いますので、ぜひそういった対応をお願いしたいと思います。
最後に、道路行政について伺います。
市道小禄88号(小禄泉原・琉球団地内)の道路整備について、もともと私道であった道路が市道認定を受けて以降の、当該道路の整備にかかる地域住民との合意形成の経過について伺います。
上江洲喜紀建設管理部長。
ご質問にお答えいたします。
平成27年7月16日に市道に認定されました市道小禄88号は、幅員4.3メートルから8メートル、延長約470メートルの道路で、県道7号線との交差点を起点に、琉球団地内を通り宇栄原小学校に至る通学路にもなっている道路でございます。
平成27年11月に、地域の皆様との1回目の意見交換会を行っており、内容といたしましては、設計平面図を提示し、具体的な整備計画について意見交換を行いました。
平成28年2月の2回目は、1回目の意見交換会での地域の皆様のご意見等を反映した整備計画の確認を行うなど、合意形成を図ってきております。
以上です。
上原仙子議員。
ありがとうございます。
地域住民の皆さんとの信頼関係の中で、この道路整備が進められているものと理解いたします。
地域の皆さんからは、当時携わった議員の方々や行政担当課の皆さんに対する感謝の言葉をお聞きしました。
この信頼関係は長年にわたり、地域住民の悲願であった私道から市道への認定、その過程において地域住民の皆さんの努力、議員の皆さんの努力、そして行政職員の皆さんの努力が築き上げたものであり、まさにこれは協働による成果だと評価しております。
次に、整備工事のスケジュールと工事完了の予定について伺います。
上江洲喜紀建設管理部長。
ご質問にお答えいたします。
今年度から整備工事に着手する計画となっており、現在、工事の発注手続き中であり、10月中には工事に着手したいと考えております。
なお、当該事業の完了につきましては、平成32年度を予定しております。
上原仙子議員。
ありがとうございます。
先ほど褒めておきながらの再質問で恐縮ですが、平成27年度6月議会の中、坂井議員の質問に対し、次年度以降、3年程度をかけて工事を行う予定との答弁がありました。
今のご答弁によれば、平成29年から32年まで、工期は約4年になります。そもそも約470メートル道路工事に3年、4年もかかるのが妥当なのかどうかがよくわかりません。まずは3年から4年に延びた理由について伺います。
上江洲喜紀建設管理部長。
再質問にお答えいたします。
当初、当該事業は平成29年度から平成31年度までの3年間で完了する予定でありましたが、平成27年度の実施設計の完了後、28年度新たに、はらみ出しが激しい状態となっている石積み擁壁が確認されました。このままでは道路工事に伴う振動等で崩壊する可能性が高く、当該擁壁箇所については対策工事が必要となったことから、その対策のために完了期限を1年延長し、平成32年度までとしたものでございます。
なお、できるだけ早期に完了できるように、今後とも進めてまいりたいと考えております。
上原仙子議員。
わかりました。この道路工事というものが、私は泉原地域に住んでいる住民の1人なので、毎日のようにその道路を見るわけですが、今年度はこれだけ、次の年度はこれだけ、次の年度はこれだけ、最後は全部完成というふうになっていくのですけれども、その工事の間、やっぱりそこを通る地域の皆さんには不便をかけるであろうし、実際夏休みのラジオ体操は、子どもたちがこの道路と近隣の駐車場を利用してラジオ体操をやっております。雨が降るとその道路に水が溜まって、「あ、こんなところにも水が溜まるんだね」と、そういうことも言いながら、この夏休み、みんなでラジオ体操をしていた。
また、その道路で地域の夏祭りも行われます。地域の皆さんにとっては本当に大切な生活道路であり、生活に密着した点もありますので、ぜひ早くきれいになった環境の整った道路、そういう場を提供していただきたいと思います。
先ほども申し上げましたが、地域の皆さんにとっては感謝と、そして信頼と、そして期待を込めた道路整備でありますので、安全を図りながらできるだけ早期に実現していただくことを改めてお願いを申し上げまして、以上を持ちまして私の一般質問を終わります。ご答弁いただき、ありがとうございました。