2020年12月 定例会 一般質問
那覇市議会 2020年12月 定例会での上原仙子の一般質問の内容です。詳しくは那覇市議会議事録をご覧下さい。
ハイタイ、皆様こんにちは。なはのみらい、上原仙子です。早速一般質問を始めます。
初めに子ども行政について伺います。
11月は児童虐待防止月間でありました。市役所1階ロビーでは、パネルの展示等によって当局も啓発活動に努めていたのは、皆様御存じかと思います。先週の代表質問でも、コロナ禍の中で児童虐待に関する相談件数の増加やその対応策についての質問がありました。
そこで、私のほうからは、児童虐待対応に関連して、次の2つの事業について質問をいたします。
1つ目に、本市が行っている、こんにちは赤ちゃん事業の概要と取組について伺います。
末吉正幸こどもみらい部長。
お答えいたします。
こんにちは赤ちゃん事業は、児童福祉法に基づき、生後4か月までの赤ちゃんがいる全ての御家庭を対象に、こんにちは赤ちゃん訪問員が訪問し、様々な不安や悩みを聞くとともに、子育て支援に関する情報を提供しながら、養育環境などを把握する事業でございます。
その中で、支援を要する家庭へは、育児支援等の支援につなげ、保護者に寄り添いながら、育児負担の軽減や産後うつなどの発症予防を図り、ひいては児童虐待防止に資することを目的に実施しております。
こんにちは赤ちゃん事業を担っている訪問員は、広く募集し、養成講座を受講後委嘱しており、人数は12月現在、53人となっております。
訪問員の資質としましては、地域の身近な相談者として対応できる方が望ましいと考えており、担当する地域にお住いの方々が訪問員として活動することを期待しているところでございます。
そのようなことから、本事業の充実に向けては、地域の理解を深めるとともに、地域の人材を発掘する必要性を認識しており、関係部局、関係機関等と協力し、周知に努めてまいりたいと考えております。
上原仙子議員。
赤ちゃんが生まれてからの不安や悩み、そしてちょっとしたことでも気軽に相談できる、話ができるといった身近な存在があると大変心強いかと思います。同時に、早い時期から個々の家庭環境にも目配りができる訪問員の活動は、非常に大事な役割を担っているのではないでしょうか。
再質問いたします。昨年の訪問実績と、訪問をして実際にどのような効果、事例があったのかを伺います。
末吉正幸こどもみらい部長。
令和元年度の訪問実績は、訪問対象者2,820件に対し、2,644件、93.8%の訪問率となっておりますが、これを国の基準で算出いたしますと98.9%となり、全国の訪問率を上回っております。
また、支援につながった事例としましては、こんにちは赤ちゃん訪問員が家庭を訪問し、40代で双子を出産した母親からお話を伺ったところ、子供が交互に泣き夜も寝られない、そのため体力的に大変きつい、夫婦だけではとても対応できないなどの育児負担を把握することができました。
その困り感につきましては、育児支援、家庭訪問事業等の様々な福祉サービスにつなげることができた事例もあり、本事業は一定の成果を上げているものと考えております。
上原仙子議員。
訪問員の皆さんをはじめ、当局の皆さんも大変努力されてきたことがよく分かります。
ただ、今年度はコロナ禍にありまして、人の家を訪問するということもはばかられる状況にありますが、現状と課題について伺います。
末吉正幸こどもみらい部長。
本事業につきましては、虐待などの有無を確認するファーストコンタクト、最初の接触として、法に基づき全戸訪問が求められております。
こんにちは赤ちゃん訪問員はボランティア的な活動によって支えられており、希望する地域で活動してもらっているため、地域ごとの人数のばらつきが生じております。
また、現在は、議員のほうから御紹介があったとおり、コロナ禍において感染への懸念から、または高齢などの理由から活動を休止している方がおり、新たな訪問員の確保が課題となっております。
上原仙子議員。
子育て世代の方々への周知とともに、訪問員の方々というのは、地域の幅広い世代の方々にこれを担っていただくというのがとても大事ではないかと思います。
自治会や校区まちづくり協議会、そして公民館、様々な機会を通じてこれからもしっかりと発信していただきたいと思います。
まだまだこの事業を知らない方、地域の方たちも多いかと思いますので、その点はよろしくお願いいたします。
次に、県が取り組む養育里親事業について伺います。
里親というと、長期にわたり子供さんを預かり育てる、または養子縁組を行うというイメージが強いのではないかと思いますが、今回、県内で唯一の乳児院や児童養護施設等を運営する社会福祉法人袋中園のお話を聞く機会があり、その中で養育里親という事業を知ることができました。
そこで、改めてこの養育里親事業の概要と現状を伺います。
末吉正幸こどもみらい部長。
里親に関する事業につきましては県のほうで所管しておりますが、里親の種類としては4つございます。
まず、今議員のほうから御紹介がありました一定期間家庭に迎え入れて養育をする養育里親、そのほかに、養子縁組を行って養育する養子縁組里親、障がい等の専門的なケアを必要とする専門里親、両親に代わり親族が養育する親族里親がございます。
平成28年に改正された児童福祉法では、子供の家庭養育優先原則が明記され、その受け皿となる里親を増やすとともに、里親の相談、援助等の支援をさらに充実していくことが求められております。
県では、特に数日から数か月程度の短期間養育を行う養育里親の拡充を図ることとしており、里親支援による地域や関係機関への訪問を実施し、社会的養護の実態や養育里親の制度等の説明を行いながら、養育里親になってくれる方々の募集に力を入れているとのことでございます。
上原仙子議員。
社会的養護を必要とする子供たちを、施設ではなく、たとえ短い期間であってもできるだけ家庭の中で養育できるようにと、国や県が進めているわけでありますが、この取組に対し本市としてはどのような対応をされているのか伺います。
末吉正幸こどもみらい部長。
本市におきましても、社会的養護が必要な子供たちが里親に養育されることで偏見や差別を受けることがないよう、この制度を理解していただき、地域全体で養育していく環境を整えていくことが必要だと思っております。
そのため、今後も県の取組に協力するとともに、自治会や協働大使の方々など、地域の方々と連携を図りながら周知啓発を行っていきたいと考えております。
上原仙子議員。
ありがとうございます。
里親になろうと手を挙げてくださる方が増えることはもちろんでありますが、今部長がおっしゃったように、地域全体で子供を育てていくという観点から、地域が養育されている子供を見守り、そして里親になった家庭を見守り、支援できる環境をつくることが必要であります。そのための周知には、本市としてもぜひ力を入れて取り組んでいただきますようお願いいたします。
そして、先ほどのこんにちは赤ちゃん事業、この養育里親事業、もっと言えば民生委員児童委員、その他多くの事業において求められているのは、人と地域の力であります。
そのための種まきをし、育て、しっかりと支援、サポートしていくのが行政の役割ではないかと考えています。
本市が進めてきた協働によるまちづくりも、まだまだ力が足りません。あらゆることのベースでありますから、これからも決して手を緩めることなく、全庁を挙げて取り組んでいただきたいとお願いを申し上げて、次の質問に移ります。
子供の弱視は、早期発見早期治療が肝要であります。今年2月定例会では、3歳児健康診査における視力検査の有用性について質問をし、視力の成長過程にある時期に視力検査をすることは有用性があるとの御答弁をいただきました。
また、2次検査が必要な子供への視力精密検査票の発行率が、本市は3.6%で県平均の2.4%よりも高く、本市の保健所で行う検査の有効性の高さも確認いたしました。
ただ、受診率が100%でないことや、対象となる子供が医療機関での2次検査を受けたかどうかなかなか把握できない状況にあって、そこから漏れてしまう子供たちの視力の健康をどのようにフォローするかという観点から、3歳児健康診査だけでなく、こども園や保育園でも弱視の早期発見につながる取組をしてはと考えますが、本市の見解を伺います。
末吉正幸こどもみらい部長。
こども園や保育所等の施設においては、1年に2回の健康診断を学校保健安全法に規定する健康診断に準じて各施設において実施しており、その項目には、視力検査や目の疾病及び異常の有無が規定されております。
それを踏まえて、こども園や保育所においても視力検査等を実施しているところでございます。
また、保育所等においては、保健だよりの発行などにより、3歳児健診や小学校就学前に学校等で実施される就学時健康診断の受診を推奨しており、地域保健課や学校教育課と連携しているところでございます。
ただいま御質問のありました弱視の早期発見につきましては、早期治療にもつながり重要であると考えておりますが、3歳児の検査などにつきましては、発達に個人差があり専門的なノウハウなども必要なことから、十分に取り組まれていない現状がございます。
今後は検診等の受診率をさらに高めていくと同時に、視力検査の円滑な実施を支援するため、こども園や保育所等において教材などを活用した取組を検討したいと考えております。
上原仙子議員。
ありがとうございます。
市の保健計画を見ますと、こども園では確かに健康診断の中に視力検査の項目がありますが、保育園では、こういった項目としてではなくて、内科の診察所見に含まれるにとどまっております。
ですので、なかなか現場で本当の意味での視力検査が実施できているかどうかというのは、現場現場に任されている状況があるのではないかと思っております。
ただ、すぐにこども園や保育園で専門的な視力検査ができるかというと、それはやはり現場の負担も大きいですし、課題も多いかと思います。ただ、それでも、今よりも一歩、二歩、子供たちのためにできるところから取り組んでほしいと要望いたします。
新潟県新潟市では、平成元年より全ての保育園で視力検査を実施し、弱視の早期発見に努めているとのことです。また、福井県の鯖江市では、めがねのまちさばえ「眼育」プロジェクトの中で、平成31年からモデル事業として4歳児視力検査を保育園、幼稚園で始めました。目の成長期に異常を発見してあげることが子供の将来につながることになる、そういった思いがあります。
他市の事例も調査研究をしていただき、本市での今後の取組に期待をしたいと思います。よろしくお願いいたします。
次の質問にまいります。
国際通りテンブス館横から神里原、のうれんプラザへ抜ける市道牧志壺屋西線の信号機設置について伺います。
写真をお願いします。
(モニター使用)
現在、この通りには平成24年に設置された信号機のポール(支柱)がありますが、信号機がないままとなっており、市民から指摘を受け現場の確認をいたしました。支柱があって横に出てるものが信号機を設置する予定であるポールです。次、お願いします。
(モニター使用)
ここは桜坂、ここは壺屋のやちむん通りに向かうところの十字路です。次、お願いします。
(モニター使用)
次、お願いします。
(モニター使用)
以上です。
こういった状況にありますが、現状と今後の対応について伺いたいと思います。
金城康也都市みらい部長。
お答えいたします。
市道牧志壺屋西線は、都市計画道路牧志壺屋線街路整備事業として平成6年度に事業に着手し、平成29年度に整備を完了しております。
当該路線の信号機設置につきましては、桜坂十字路から農連市場地区までの約600メートルの区間に4か所設置を計画しており、そのうち農連市場地区の交差点につきましては設置済みとなっております。
桜坂十字路、やちむん通り入り口、市道牧志6号との交差点の3か所につきましては、公安委員会との協議の上、街路灯と一体となった信号機が設置可能な支柱を設置しておりますが、平成27年に信号機設置の指針が制定され、公安委員会としましては、交通量や安全性の観点から設置について再検討が必要であるとのことで、現在のところ信号機が設置されてない状況でございます。
昨年度は、国際通りとの交差点に信号機が設置され、また本年4月には農連市場地区を通り与儀交差点方面へつながる道路も開通し、交通状況が変化しており、今後さらに自動車や歩行者などの交通量が増加することが予測されることから、引き続き公安委員会へ信号機の設置について要請していきたいと考えております。
上原仙子議員。
ただいまの信号機設置について、公安委員会から再検討が必要ということで判断されたということでありますが、それはいつのことでしょうか。
金城康也都市みらい部長。
お答えいたします。
平成28年に公安委員会が実施した交通量調査の結果を基に判断されているとのことでございます。
上原仙子議員。
ただいま平成28年度ということでありましたが、この5年ぐらいの間に観光客数も増えましたし、この通りには大型のホテルや立体駐車場、それからコンビニエンスストアができ、国際通りに抜ける信号機も設置され、便利になったことから、明らかに車も人も増えたはずで、環境は変わってきております。
観光立県として、市民を守り、県民を守り、観光客を守る、この地域の特異性を考慮し、県に対しても強く要請していただくようお願いいたします。
質問は以上でありますが、最後に所感を述べます。
小禄支所の仮支所が地域のショッピングセンターに移転して4か月ぐらいになります。初めの頃は、ガラスの全面にシールが貼られ、中の様子が全く見えず、入り口も分かりにくく利用しづらい雰囲気があったのですが、今は大分改善され変わってきたように感じます。
訪れる市民が少しでも気持ちよく利用できればと、先月土曜日の午後、支所長を先頭に職員やその家族、地域住民が一緒になって支所前の植樹ますを耕し、色とりどりの花を植えていました。
私も少しお手伝いをしたのですが、そのときに分かったことがあります。その日参加している職員の中に、道路や公園等を担当する技師、職員の方たちがいまして、聞いてみると、皆さんは役所の中にボランティアグループを作っていて、休みのときには市内の公園を転々と手入れしているとのことで、その日もテキパキと手際よく作業される姿に、さすがだなと感心しながら感動と感謝の気持ちに満たされました。
そしてもう1つ、このコロナ禍にあってフードドライブの取組があちこちで行われています。
小禄南小学校区まちづくり協議会では、先駆けて5月のゴールデンウィーク、感染予防に配慮しながら、できる範囲でのフードドライブを実施しましたが、そこから広がり今につながっています。
中でも、同じ5月、市職員有志による庁内でのフードドライブが実施されたのは御存じでしょうか。また、その後学生ボランティアが立ち上がり、大人がサポートしながら県内各所でフードドライブを実施し、今月19日には7回目のフードドライブがなは市民協働プラザで行われます。
学生や地域住民、団体、事業所、そして行政が協力し合って取り組むフードドライブでありますが、こうした活動を通してまた協働の輪が広がればと願っております。
長くなりました。以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。