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2023年11月 定例会 代表質問

那覇市議会 2023年11月 定例会での上原仙子の代表質問の内容です。詳しくは那覇市議会議事録をご覧下さい。

上原仙子 議員 質疑:

 ハイタイ。皆様おはようございます。上原仙子です。会派自民党・みんなの協働!、二番手で代表質問を行います。

 初めに、文化財行政について伺います。

 さきの9月定例会では、県が進める中城御殿跡地整備事業において本市も主体的に取り組むことを目指していると答弁いただきました。今定例会では、(仮称)首里城公園体験学習施設整備事業が提案されております。まずはその概要について伺います。

 次に、夜間中学(学級)の設置についてであります。

 那覇市教育委員会は、今年10月に夜間中学(学級)設置に向けて先進地を視察されました。その成果と今後の取組を伺います。

 以上、再質問、要望等は質問席にて行います。

野原嘉孝 議長 進行:

 知念覚市長。

知念覚 市長 回答:

 上原仙子議員の代表質問中、私からは1番目の文化行政についてお答えいたします。

 中城御殿跡は、琉球国王の世継ぎである、中城王子が暮らした邸宅であります。

 明治12年の首里城明け渡し以降は尚家の邸宅として使用されておりましたが、沖縄戦で焼失し、現在は首里城公園内の施設として沖縄県が整備に取り組んでおります。

 (仮称)首里城公園体験学習施設整備事業につきましては、本市が所有する国宝・琉球国王尚家関係資料等を中城御殿跡地内に常設展示・収蔵することを目的に、展示・収蔵機能を整備するものでございます。また、琉球国王尚家関係資料は、首里城明け渡し後に、中城御殿で保管されてきた経緯があり、これらの資料を再び中城御殿で展示することは、歴史的にも大変意義深いものと考えております。

 本市といたしましても、当事業の実施は、首里城公園の周遊促進や首里地域の発展、ひいては沖縄県の観光振興にも大きく寄与するものと認識していることから、令和8年の首里城正殿再建に合わせた供用開始を目指し、関係機関と連携を図りながら、しっかりと取り組んでまいります。

野原嘉孝 議長 進行:

 名嘉原安志教育委員会学校教育部長。

名嘉原安志 教育委員会学校教育部長 回答:

 御質問の2番目についてお答えいたします。

 10月に尼崎市立成良中学校琴城分校、姫路市立あかつき中学校、徳島県立しらさぎ中学校、三豊市立高瀬中学校の先進地視察を実施しております。

 学校運営に関する話を聞いたり、授業を参観したりする中で、幅広い年代の方が通学しており、学ぶ目的も多岐にわたっていることが分かりました。これらのことから、個々の学ぶ目的に応じた教育を提供し、学びを保障することが、充実した学校生活を送るために重要であると考えます。

 それを実現するためには、県立、市立の設置主体や単独校、分校、学級の設置形態等にかかわらず、多岐にわたるニーズに対応できる教員の確保や幅広い年代の方々に対応できる施設が必要となります。

 さらに通学の利便性も重要であることが分かるなど、今回の視察では、多くの知見を得ることができました。

 今後の取組としましては、現在実施しているニーズ調査やヒアリング調査を確認し、教員の確保や施設等について沖縄県と協議していきたいと考えております。

野原嘉孝 議長 進行:

 上原仙子議員。

上原仙子 議員 質疑:

 ありがとうございました。

 まずは、(仮称)首里城公園体験学習施設整備事業について再質問をいたします。

 今回具体的な事業として上がってきたこと、そのための予算確保に動き出したことに対し、担当課をはじめ執行部の皆さんの努力を高く評価したいと思います。本市の文化財行政の新たな一歩として、その効果に大きく期待をいたします。

 令和8年の供用開始を目指し、いよいよこれからというところでありますが、今後の課題について伺います。

野原嘉孝 議長 進行:

 渡慶次一司市民文化部長。

渡慶次一司 市民文化部長 回答:

 本事業の課題といたしましては、沖縄県が整備する中城御殿の一部に、本市の国宝・琉球国王尚家関係資料等の収蔵、展示のための施設整備を行うため、整備後の管理体制や手法について検討が必要となります。

 本市では、現在、沖縄県及び関係機関と鋭意協議を重ねているところであり、本事業の実施により効果が十分発揮されるよう管理体制等の課題を調整してまいりたいと考えております。

野原嘉孝 議長 進行:

 上原仙子議員。

上原仙子 議員 質疑:

 県や関係機関との調整、管理体制そのための人員確保をどうしていくかといったことがあります。まだまだ課題は多いかと思いますが、引き続きしっかりと取り組んでいただきますようお願いいたします。

 ところで国宝尚家資料は、パレット久茂地にある那覇市歴史博物館から移るわけでありますが、その後の歴史博物館の在り方についてはどのように検討されているのか。または何かお考えがあるのか伺いたいと思います。

野原嘉孝 議長 進行:

 渡慶次一司市民文化部長。

渡慶次一司 市民文化部長 回答:

 中城御殿跡地での展示については、事業主体である沖縄県とも調整を行っております。本市といたしましては、国宝資料のみならず、本市の所蔵する関連資料を含めた展示内容とすることで、より充実した展示施設になるものと考えております。

 今後の那覇市歴史博物館の在り方については、中城御殿における展示収蔵資料の展示内容・収蔵管理、運営などを検討していく中で併せて検討してまいりたいと考えております。

野原嘉孝 議長 進行:

 上原仙子議員。

上原仙子 議員 質疑:

 ここも大変大事なポイントでありまして、以前、部長が答弁されましたように新しいこの事業を進めるとともに、歴史博物館についても並行して検討していかなければならないといった課題であります。今回、さらに一歩踏み込んだ御答弁いただきました。大変期待をしておりますので、今後とも頑張っていただきますようよろしくお願いいたします。

 次に参ります。

 夜間中学(学級)についてでありますが、教育委員会では4校の視察に行かれて、もし那覇市が設置するとしたらといったイメージも湧いてきたのではないかと思います。ぜひこれを生かして、今後設置に向けて前向きに御尽力いただきたいとお願いをいたします。

 ちょうどこの10月でありますが、この10月には多くの議員有志が実行委員となって、香川県三豊市の山下昭史市長、そして全国夜間中学校研究会理事の城之内庸仁氏をお招きし、那覇市立夜間中学(学級)をつくろうというシンポジウムを開催いたしました。

 夜間中学設置の必要性や設置に至る経緯、課題だらけという中でどう実現したのかなどお話を伺い、特にニーズの問題については、一人でもニーズがあるのであれば行政として手を差し伸べるのは当然として夜間中学を設置すべきと考えた山下市長には共感をいたしました。

 シンポジウムには古謝副市長、仲本調整監はじめ教育委員会から学校教育部、生涯学習部の部長、副部長、そして担当課や関心を持っていただいている多くの職員の皆様にも御参加をいただきました。大変ありがとうございました。

 夜間中学については、この後も何人かの議員が質問で取り上げるものと思いますが、私からはこのシンポジウムに参加してくださった仲本政策統括調整監に、そのときの感想や御意見等を伺いたいと思います。よろしくお願いします。

野原嘉孝 議長 進行:

 仲本達彦政策統括調整監。

仲本達彦 政策統括調整監 回答:

 私もお二方のお話を拝聴いたしました。行政また教育者としての立場から、幅広い内容のお話でございました。とりわけ三豊市長からは、議員からも今御紹介がございましたけれども、ニーズは一人であってもニーズである。それに向き合うのが行政の使命であるという旨の御発言、そして城之内先生からは、学ぶ機会を失い、その結果、読み書きができない方々は毎日が不安の連続である、日々この不安に襲われているという旨の御発言もございました。大変この言葉が印象に残っております。

 今、お二方のお話につきましては、実践者あるいは先駆者として大変熱い思いが込められておりまして、大きな示唆に富む内容であったというふうに受け止めております。

野原嘉孝 議長 進行:

 上原仙子議員。

上原仙子 議員 質疑:

 ありがとうございました。

 そのときの思いを、またこれからの夜間中学というものに対する思いというものを共有できたのではないかとうれしく思っております。

 最後になりますが、要望を申し上げたいと思います。

 これまでの先進地の視察や今回のシンポジウムを通して、夜間中学あるいは学級の設置については、やはりトップリーダーである市長の思い、決断が要となっていることを学びました。知念市長も三豊市の山下市長の表敬訪問を受け、学級設置の取組とそのメリットについて意見交換を交わされたと聞いています。夜間学級ならばその実現可能性も広がったのではないでしょうか。こうしたことも踏まえて、知念市長にはぜひ次年度の市政方針で、市長が掲げる思いやりあふれる寛容性と多様性を具現化するべく、夜間中学(学級)の設置を明記していただきたい。このことを強く要望し、私の代表質問を終わります。

 ありがとうございました。