2025年06月 定例会 一般質問
那覇市議会 2025年06月 定例会での上原仙子の一般質問の内容です。詳しくは那覇市議会議事録をご覧下さい。
ハイタイ、皆様こんにちは。なは自民・みんなの協働!の上原仙子です。早速、一般質問を行います。
初めに、協働によるまちづくりについて伺います。
(1)本市が小学校区単位でのまちづくりを進める上で、その指針として定めた小学校区コミュニティ推進基本方針を改定するにあたり、どのような検討がなされているのか伺います。
加治屋理華市民文化部長。
お答えいたします。
小学校区コミュニティ推進基本方針は、市民も直接的に関わる方針であることから、校区まちづくり協議会を中心とした、まちづくりに携わる団体や個人など市民の皆様としっかり話し合って方針の改定策を作成いたします。
また、本市が目指すまちづくりの将来像に向けた各施策を進めるにあたり、基盤となる地域コミュニティの在り方は、各部局の事業に深く関わることから、市や関係機関等との役割の明確化や人材の育成と配置、活動拠点の整備などについて、庁内においてもしっかり議論を積み重ねてまいります。
上原仙子議員。
これまで基本方針の中では、今おっしゃったように、活動拠点の確保について挙げられております。地域学校連携施設を基本とした公共施設等を活用することを、柱の一つとしているのですが、実際には、残念ながら真の活動拠点にはなり得ておりません。これは何度も申し上げていることであります。
ただ、そうは言っても、やはり地域にとって学校は分かりやすい地域の要となる場所です。その学校施設の活用、例えば、空き教室の活用や学校敷地内にプレハブなどを設置するといった学校との連携は外すことはできないのではないでしょうか。
それを実現するために解決すべき課題は多々ありますが、これから改定を議論するに当たっては、学校現場の理解を深めいかに連携を図れるかという点についても、教育委員会とともにしっかりと議論する場を設けて進めていただきたいと強く要望いたします。
ここで事前の調整はしておりませんが、ぜひ宮里教育長、見解をお聞かせいただければと思います。よろしくお願いします。
宮里寿子教育長。
お答えします。
大事な視点だなと思っております。教育委員会としては、今年度、那覇中校区、コミュニティスクール等も含め、関わっていくのかなと思っております。考えております。
以上です。
上原仙子議員。
ありがとうございます。
急な振りでありましたけれども、御答弁いただきありがとうございます。
ぜひ教育委員会もしっかりと、協働によるまちづくりという中で、校区単位のまちづくりについては一緒に考えていただきたいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
続いて再質問いたします。
先ほどの部長の答弁の中で、地域コミュニティのあり方は各部局の事業に深く関わるとおっしゃいました。今、那覇市で取組を進めているコミュニティスクールや地域包括ケアシステムの構築、重層的支援体制整備事業、地域防災の推進など、多くの事業や制度があります。こういった他の事業や取組、制度との連携について、基本方針の中でどのように考えていくのか伺います。
加治屋理華市民文化部長。
本市におきましては、地域コミュニティとの協働に関わる様々な制度がございます。今回の方針改定では、それぞれの制度において、より深く市民との協働が図られ、部局ごとの制度が円滑に進められるよう、協働によるまちづくり推進部会及び幹事会、また分科会において意見を交わしながら取り組んでまいります。
上原仙子議員。
しっかりと取り組んでいただきますようよろしくお願いいたします。
次に、(2)那覇市協働大使で構成する那覇市協働によるまちづくり推進協議会の定期総会・交流会が5月24日に行われ、審議事項6議案が全て承認されました。この総会では新たに前市長の城間幹子氏が会長に就任しました。前市長が就任したことを踏まえて、今年度の特徴的な取組について伺います。
加治屋理華市民文化部長。
お答えいたします。
那覇市協働によるまちづくり推進協議会は、協働大使の自主的な活動をさらに活性化させるための支援や、情報提供等の活動を行うとともに、活動団体相互の連携を図り、那覇市の協働によるまちづくりの一層の推進に寄与することを目的に設立されております。
今年度総会においては新たな役員体制が決まりました。新会長には、前那覇市長の城間幹子氏が就任され、所信表明として、協働によるまちづくり推進協議会は、10年余の活動の効果検証を行い、組織の再構築を進めていきます。協働大使を小学校区まちづくり協議会とつなぎ、校区におけるまちづくりのコーディネーターとして活躍いただくために、つながる場、学びの場を提供していきたい。また、コミュニティスクールと小学校区まちづくり協議会の連携にも協働大使及び同協議会が貢献できるよう、力を尽くしていきたいと述べられておりました。
上原仙子議員。
ありがとうございます。
城間幹子新会長にもインタビューをしていただいたとのことでありましたので、ありがとうございました。
先ほど、同協議会の目的について述べられていましたが、平成23年(2011年)8月にこの協議会は設立いたしました。その設立総会における設立趣意書にはこのように書かれております。様々な分野や地域において活躍している協働大使の多くは、点在して活動しているのが現状です。点在する協働大使同士が、お互いの立場を理解、尊重し合いながら連携し、そのつながりや、活動範囲等を点から線へ、線から面へ広げることが重要です。私たち協働大使は、そのつながりを強化し、協働による住みよい那覇のまちづくりをより一層推進することを目的に、那覇市協働によるまちづくり推進協議会を設立します。
本市が何のために協働大使を委嘱しているのか、そして、その協働大使800人余りで構成する協議会は何のためにあるのか。その点を再度確認しながら、組織の活性化や今後の活動を進めていただきたいと思っております。よろしくお願いをいたします。
次の質問です。
2.少子化対策について伺います。
厚生労働省の統計によると、令和6年(2024年)に生まれた子供の数(出生数)は全国で68万6,061人、統計開始以降初の70万人割れとなったという結果が報道されました。出生数の減少には様々な要因が挙げられていますが、婚姻率も大きく関わっていることが指摘されています。
こども家庭庁では結婚支援に関する補助メニューもあり、本市でも取り組むべきと考えます。
そこで、那覇市の出生数及び婚姻数並びに国の取組と結婚支援に対する本市の見解を伺います。
儀間規予子企画財務部長。
お答えいたします。
本市の出生数は、令和元年の2,845人に対し、令和6年は2,122人と5年間で約25.4%(723人)の減少となっております。
婚姻数は、令和元年の2,006件に対し、令和6年は1,566件と5年間で約21.9%(440件)の減少となっております。
また、こども家庭庁による補助メニューとしましては、AIをはじめとするマッチングシステムの高度化や、地域の結婚支援ボランティア・事業者等を活用した伴走型結婚支援の充実、結婚に伴う新生活の支援などがございます。
本市といたしましては、結婚支援に関する事業は実施しておりませんが、県の取組や先例市の動向を踏まえ、本市にとって効果的な結婚支援について調査研究してまいりたいと考えております。
上原仙子議員。
この質問については以前から取り上げたいと思っていたのですけれども、結婚も出産も個人の自由であり、それぞれの生き方や考え方によるものだと言われてしまいそうなので、なかなか取り上げることができませんでした。が、この本市の数字を聞いて、やはり何かしらの策を打つべきではないかと改めて思った次第です。
この結婚支援に取り組む身近な市民活動として、市民団体である、小禄地域振興会が主催する、神社婚というものがあります。
奥武山にあります護国神社の協力を得て、良縁を願っての祈願祭やお見合い回転寿司、懇親会などが行われるそうです。
発起人であり企画運営を担う事務局の方に伺うと、この神社婚は2015年からスタートし、これまで34回開催、参加者は男女合わせて延べ約1,400人、33組以上の実績があるとのことでした。地道な取組ですけれども、これだけ需要があることが分かります。
昨年2月の時点で、全国の自治体では、41か所で婚活イベントを実施、37か所で結婚支援センターが運営されているそうです。
今後の県の取組も注視したいと思いますし、那覇市としてもできることがないか、ぜひ御検討をお願いいたします。
次に、3.教育行政について伺います。
先月、本市教育委員会主催による小中学校の教職員を対象とした薬物乱用防止研修会が開催され、また、石田中学校では全校生徒を対象に薬物乱用防止教室が開催されました。その概要と効果について見解を伺います。
比嘉真一郎教育委員会学校教育部長。
お答えします。
教育委員会が主催する小中学校の教員を対象とした研修会は、ライオンズクラブ国際協会の御協力のもとに講師を派遣していただき、昨年度より当研修会を開催しております。
目的としましては、学校における薬物乱用防止教育の考え方や、その効果的な指導法についての研修を行い、薬物乱用防止教育の推進を図ることとなっております。
受講した教員からは、単に知識を与える手法ではなく、児童生徒の行動変容にもつながる指導であり、大変有意義な研修であった、今後の授業改善につなげたい、学校に戻ってやってみたいとの声があり、学校における薬物乱用防止教育の推進を図る効果があったと考えております。
また、石田中学校が開催した薬物乱用防止教室は、ライオンズクラブ国際協会から講師を派遣していただき、学年ごとに実施し全生徒が受講いたしました。
当該学校からは、薬物問題の恐ろしさを知るだけでなく、その波及する影響を自分事として捉える大切さを実感することができた、薬物に限らず、いじめやSNSトラブルなど様々な教育活動に応用できると思うなどの報告を受けております。
上原仙子議員。
ありがとうございます。
本市小中学校の教職員向けの研修会でこのライオンズクラブ国際協会が講師を派遣したのは昨年が初めてのことですが、そこで受講した先生が手を挙げて、今回の石田中学校での開催になったと伺っています。
両日とも、私もライオンズクラブの一員として参加させていただきました。先ほどおっしゃっていたように、薬物が悪いということを教えるだけでなく、自分事として捉え、自らどう行動に移せるようになるかを学ぶプログラムの一環で行われております。子供のライフ・スキルを育むことを目的としています。
浦添市や宮古島市では、以前から継続して取り入れています。那覇市においても研修会の継続と、今後、本市小中学校でのこの教室の開催が広がることを願っております。よろしくお願いいたします。
次に、4.下水道行政について伺います。
本市管理の水路沿いの雑草等については、排水路維持管理業務委託において、防草シートの活用などを試験的に実施するとのことでありましたが、更なる事業展開が必要だと考えます。これまでの実績、効果及び今後の計画について伺います。
與那嶺学上下水道部長。
お答えいたします。
水路沿いにおける雑草の発生及び抑制対策といたしまして、張りコンクリート合計約270平方メートルを小禄地内ほか2か所で実施、防草シート合計約500平方メートルを繁多川地内ほか4か所で実施、防草テープ合計約130メートルを首里石嶺町地内で実施しており、それぞれの対策で良好な結果が得られております。
これらの対策の効果につきましては、まず、まちの景観に寄与すると考えております。それと同時に除草作業の頻度や面積の減少、費用対効果に優れることなどから、維持管理費の縮減にも寄与するものと考えております。
今後の計画につきましては、雑草が繁茂しやすく除草頻度の多い箇所や、高所地などの除草時に危険が伴う作業困難箇所等に対して、優先対応していきたいと考えております。
今後とも、現場状況に応じた雑草対策に取り組んでまいります。
上原仙子議員。
ありがとうございます。
この取組でありますけれども、高く評価をしたいと思います。
ここで小禄地内の様子を見ていただきたいと思います。モニターお願いします。
(モニター使用)
ここは普段よく通る場所なんですけれども、何度草を刈ってもまたすぐに伸びてこのような状態になっていました。黄色い花がひまわりのようできれいなので、あえて生えているのかなとかちょっと思ったりもしたんですけれども、こういう状況が続いておりました。次、お願いします。
(モニター使用)
これは、ビフォー・アフターで、今年3月末頃、張りコンクリートが施され、すっかりきれいになって環境がよくなっています。
まだこの先に、未整備の水路がありますが、そこも順次対応していただけるとのことでした。モニターありがとうございました。
今後もしっかり予算を確保し、市内排水路の雑草対策が進められるよう頑張っていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
次に、5.道路行政について伺います。
那覇空港自動車道(小禄道路)は、那覇市鏡水から豊見城市名嘉地の約5.7キロメートルを結び、定時性、高速性を確保するとともに、都市部の交通渋滞の緩和を図ることを目的として整備が進められています。
以前から、この道路の高架下を利活用したいとの地域の要望がありますので、改めて質問をいたします。この事業の進捗状況を伺います。
花城保都市みらい部長。
お答えいたします。
那覇空港自動車道(小禄道路)の進捗状況につきましては、事業者の南部国道事務所に確認したところ、現在、調査設計や用地補償、工事などを行っており、令和6年度末時点で約76%とのことでありました。
上原仙子議員。
この道路の高架下の利活用について、昨年5月、地域住民や関係団体等との意見交換が行われました。その後の動きや見通しについて伺います。
花城保都市みらい部長。
昨年5月に地域から高架下の利活用について、ゲートボール場やトイレ、駐車場などの早期整備の御要望がございました。
引き続き、道路整備の進捗を踏まえながら、どのような施設整備が可能なのか、またどのような制限が生じるのか、占用などに関する事前調整を国と進めてまいりたいと考えております。
上原仙子議員。
以前よりは、また一歩前進したかなという御答弁をいただいたと思います。令和6年度末で76%の進捗率とのことで、あと何年掛かるかの見通しがなかなか立たないようでありますが、並行して今後も地域の方たちとの意見交換などを行いながら進めていただきますようお願いをいたします。
次に、6.交通安全対策について伺います。
先日、小禄交差点近くの県道7号線と市道が交差する信号機も横断歩道もない交差点で、児童がひき逃げに遭うという交通事故が発生しました。当該交差点については、以前から、特に朝の通勤時には、県道を横断する歩行者や自動車、あるいは右折、左折の車両で混雑し、道路管理者である県に対して危険である旨伝え改善を求めましたが、小禄交差点が近いことから対応が難しいとの回答でありました。今回の事故を受け、改めて安全対策を求めたいと考えます。本市の見解を伺います。
加治屋理華市民文化部長。
議員御指摘の交差点は、信号機がない中、県道を横断する歩行者や自動車、あるいは右折、左折の車両で混雑している状況とのことですので、本市としても関係機関と合同で現場の確認をした上で、必要な情報を警察等に提供してまいりたいと思います。
上原仙子議員。
小禄交差点が近いので、そこには、近すぎて信号機も横断歩道も設置できないということだったかと思います。ですけれども、危険は危険というところでありますので、それに代わる安全対策がなんとかできないのかということを考えていただきたいと思っておりますので、どうぞ対応のほうよろしくお願いいたします。
最後に所感を述べさせていただきます。
今期最後の質問となりましたが、冒頭は、協働によるまちづくりを取り上げました。確か、前期も最後は、協働によるまちづくりで締めた記憶があります。
まちづくりは道路や公園、建物、構造物を造るなど目に見て分かるものと、人や地域のつながりといった目で見て分かりにくいもの、はかることができないものがあります。協働によるまちづくりは後者のほうで、時々、私自身、何のためにやっているのかも分からなくなる時があります。でも、皆がその手を緩めたら、歩みを止めたら、これまで築いてきたものさえ崩れてなくなってしまうでしょう。
地域コミュニティの希薄化が言われていますが、この那覇市は違うんだと胸を張って言えるように、これからも歩み続けたいと思います。
以上で一般質問を終わります。
皆様大変ありがとうございました。